ガラスレンズで. . . (;;)
朝夕はかなり涼しくなったし
虫の声も聞こえるわで
秋の気配を感じるけど
日中は暑いな
そんな今日の碧南
さて、本日の話題は
あんまりやりたくないガラスレンズの
溝堀加工. . . の巻き
一般的に上だけフレームがあって
下はフレームが無しでレンズむき出しの
タイプをナイロールフレームって言うんやけど
レンズがむき出しやろ
メガネをぶつけたり落としたりしたら
レンズが欠けたり割れたりしやすいんやな
そこで普通はプラステチックレンズを使うんやけど
今回のお客さんは10年以上前から(もっと前かな?)
とにかくずぅーーーーーーーっと
ガラスレンズでツーブリッジのナイロールで
しかもでっかいサイズが希望なんや
正直メガネ屋泣かせ(;;)
さてと、レンズも用意出来たし
加工するかな
レンズの側面を平摺りで仕上げたら
ここから溝堀なんやけど
その前にレンズの欠け防止に糸面取りして
いよいよ溝堀り工程や
機械にセットしたら 溝堀の位置を確認のために
レンズを回転させて印を付けて
位置を微調整してからやねーーー
砥石を回転させてチョンとレンズを当てて溝位置を最終確認
よっしゃーOK!
砥石とレンズ回転のスイッチON
最初は極々浅い溝を一周掘って
ちょっとづつ深い溝にしていくんですわ
3~4週させて必要な溝の深さにもって行くと
加工中に割れたり欠けたりせんで済むんやけど
不精していきなり深い溝を掘ろうとしたら. . .
ね、想像してみて
焦りや手抜きは禁物!
溝堀工程が終わったら仕上げの面取りと
側面磨きをしてフレームとドッキングして
はい完成
2~3年に1回、こちらのお客さんだけの
ガラスレンズのナイロール加工
今年も無事終了 (^^)