視覚障害者の外出は命の危険と隣り合わせ。積極的にサポートを!

こんばんは

今日は一日中風が吹いてました
陽が陰ると急に気温がって寒さが強くなるのに
ぴゅーって風の音がさらに寒さを助長するように
感じてしまうのは私だけ?

さて、昨日書いたように
本日は火曜日に聴いた講演会の事を
書いてみようかと思います
多分、長くなると思います

 

講演のテーマは 「盲導犬と視覚障害」

これを読んでる方は当然見えてますよね!
ご存知かも知れませんが人が生活をしていく為に
必要な情報の8割強は目から入ってます
その情報が遮断されて残りの2割弱の情報で
生活することを想像しながら読んで下さい

(視覚障害=情報障害)

えばテーブルに飲み物が用意されても
それがお茶なのか、コーヒーなのか
冷たいものなのか、熱いものなのか
コップなのか、湯のみなのか
その食器は太いのか、細いのか
それら全てを我々健常者は見て理解出来ますが
視覚障害者は触れるまで分かりません

例えば小銭を落としました
皆さんは直ぐに拾えますよね
見えないと落ちた場所が分かりませんので
簡単には拾えません
這いつくばって手探りするしか. . .

こんなに大きな障害を持った方々でも
積極的に社会参加し、出来るだけ他人の手を
煩わせないように懸命に努力してます

社会参加するには外出の機会も増えますが
この外出で怪我・事故に遭う事も増えてしまいます
ニュースに出て来る電車のホームでの
転落事故もこれですよね

では、出来るだけ安全に外出する方法は?と言うと
・外出時は手引き(サポートする人)を頼む
・白杖を持って出掛ける
・盲導犬と供に出掛ける
この3つの選択肢になるそうです

手引きについて、頼めた時は一番安全で頼りになるが
お互いの都合が合わないと頼めない

白杖について、点字ブロックが無いと真っ直ぐ歩く事が
困難であり、足元の障害物は分かるが高い位置の
障害物はぶつかるまで分からない
また、信号が青なのか赤なのかも分かり難く
特に歩車分離式の信号は分からない
常に車の音の方向を確認していないといけない

盲導犬について、高さのある障害物も避けてくれるし
真っ直ぐ歩ける
交差点でもちゃんと止まってくれるとても優秀な犬だが
道順は人の方が完璧に覚えて犬に指示を出さないといけない
見えない目で犬の世話を全てやらないといけない
というように人と犬との仕事の分担がある
最大の難点は盲導犬不足!

視覚障害者と犬との相性もあり
相性が合っても4週間の犬との歩行訓練を
クリアーしないといけない

この盲導犬は視覚障害者のパートナーになるまで
多くの人の手を経て厳しい訓練を受けてやっと
デビューするのだが、生きていると当然だが
健康面と体力面で盲導犬としての
仕事が出来る期間はおおよそ10年ぐらい

また一頭の盲導犬を育てるためには
約500万円のお金がかかるが
国から出る補助金は微々たるもので
その殆どを皆さんからの善意に頼らなければならない

現在全国で活躍中の盲導犬の数は950頭で
愛知県にあっては37頭しか居ないのが現状です

まだまだ盲導犬を必要としている方が沢山居ます!

何処かで募金活動や募金箱を見かけましたら
金額の大小に係わらずご協力をお願いします!

最後に、ハーネスを着けた盲導犬は仕事中です
可愛いからと声をかけたり、触ったり、食べ物を差出すことは
絶対にしないで下さい!
視覚障害者はハーネスの動きで障害物や階段の登り下り
などを判断してしますのでそ~っと見守ってあげて下さい!

ただし盲導犬にも失敗はあります
例えばそのまま進んでしまうとホームから転落するぞ
と感じた時などは
”盲導犬を連れた人、止まって”というふうに声をかけて下さい
止まってー!だけでは誰に言ってるかが分かりませんので
必ず ”盲導犬を連れた人” とその方を特定できるように
言葉を付け加えて下さい。

白杖の方を見かけた時には勇気を出して
”何かお手伝い出来る事はありますか?”と
一声かけてあげましょう。
白杖を頭上に突き上げてるのはSOSのサインです
必ず声をかけて下さい!

健常者である我々の手助けを必要としている
視覚障害者の方が沢山みえます
自分の可能な範囲でサポートしてみませんか?
募金であったり、声かけであったり
どんな形でも良いと思います。

それと、見える悦びを感じて
目を大切にして下さい。

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。