弱視治療用メガネをいかに軽く作り子供が嫌がらずに掛けてもらえるようにするか
こんにちは
早朝のワン散歩の時はスッキリ晴れて
星空が見えとったのに日中は
白い雲が広がってスカッとせんなぁ
それでも暖かいのは助かるわ
後一週間もしたら桜が楽しめるかな?
さて、今日は弱視治療用メガネの話し
いや、広くはプラス度数のレンズ全般に
共通する内容やな
弱視治療に用いられるレンズは
プラス度数なんで拡大鏡みたいにレンズの
中心が厚いやつね
ケントデリカットさんを思い出してもらえばええわ
どうしても中心が厚いとレンズは厚くなって
当然のことやけど重たくもなるわけよ
掛けるのは幼児なんで
鼻骨も発達途中にあるんでメガネを支えるのが
結構難しいのよ
しかも初めてのメガネやったりしたら
メガネを掛けること自体に強い抵抗があるんで
薄く、軽く、可愛いメガネを仕上げるかが
めちゃんこ重要になるんです
で、メガネレンズのメーカーさんも頑張ってくれて
特注にはなるけど精一杯薄くて軽いレンズを
作ってくれるんよ!
なんせメガネの重量の大半はレンズだからね
で、これを↓見て!
ここからは比較画像
左のレンズは普通に注文した物で
右のが特注の薄型にしてもろた物
度数は+5、50 素材は薄型1、6の非球面
削る前の厚み比較
同じ度数とは思えんような違い
そして削り上げた状態がこれ↓
この差はでかい!
最後にフレームにレンズが入った様子↓
普通に作った場合のレンズ重量は5、3g
薄い方は2、9g
中心の厚みは5、3mmが2、9mmと
かなりの違いが出ました
これで少しづつ掛けることを覚えて
視機能と視覚が上手に育ってくれることを切に願う!
小児のメガネはその子の将来を
大きく左右するすんごく大切で
重要な意味を持つメガネです
子供が掛けるか掛けんか分からんし
どうせ直ぐ壊すから安いのでええわと
お考えの親御さんがいたら
その考えは間違ってますよ!
その子がメガネを掛ける意味と重要性を
眼下の先生にしっかり聞いておいて下さい!
そして、作るメガネの中身を吟味して下さい!
価値と価格は比例します!
初めてメガネを掛けるお子さんは
嫌がる子が多いですが決して怒らないで下さい
褒めておだてて掛けることの抵抗を
徐々に取ってあげることをお願いします
掛けることが治療なので
メガネ嫌いにしてしまうと
元も子もないですから
何より大事なのはお子さんの将来です!!
これを肝に銘じて下さい!!