近視は老眼にならないの?
台風一過でそらは青空
陽射しも強いが風も強い
よって暑さはあまり感じずに済んどる
そんな今日の碧南
今日はお客さんからよく聞かれる
”近視の人は老眼にはならんの?”
結論から ”なります”
ここでちょっとプラスとマイナスのお勉強
拡大鏡で使うような中心部の厚いレンズが
凸レンズで(+)表示
逆に中心部が薄くて端が厚いレンズが
凹レンズで(-)表示
凸(+)は光を集光させてるでしょ
拡大鏡で黒い紙に光を集めて焼いたことあるでしょう
あれですよ
凹(-)は光を拡散させる
この特性を覚えといてよ
それと全く眼の悪くない人はレンズ度数が
必要ない訳やから 度数 ”ゼロ" 正視と言います
これも覚えといて
さて、
近視の人の眼の中は(+)の特性を持っとるがために
網膜よりも手前にピントがあってしまう
下の眼図がそれの様子
ならば(-)のレンズで(+)を
打ち消してしまえば網膜にピントが合うやろ
仮に上の眼図のモデルが(+3.00)あって
網膜より手前にピントが合ってるとしたら
(-3.00)で差し引きゼロになるやろ
これで眼の悪くない人みたいに
見えるようになる正視が出来たわけやな
つまり(-3.00)の近視がある眼となるのよ
ここまでが前置きみたいなもんかな
ちょい長かったけど
さてと、老眼は手元(30~40cm)ぐらいで
新聞や雑誌なんかの字が見えにくい状態なんやけど
(最近ならスマホを遠ざけて見るとかしてへん?)
まぁ、近くにピントが合わせ難い、または合わない
こんな症状やねんな
これは手元からの光が集光(+)しきれずに
網膜上で拡散(-)された状態になっとるんよ
だったら+を補って網膜にピントが合うようにしたら
見えるようになるやろ
こんな理屈から老眼を補正するのは+のレンズになるわけ
ゴメンね話しが前後したけど
この-3.00の人が近視用のメガネを掛けて
手元(大体30~40cm)の新聞の字が見えとったら
これは老眼ではないです!
もしもメガネを掛けて手元の字が見えへんようなら
これは老眼ですよ (;;)
老眼世代の人で近視のメガネを掛けとる人が
手元見る時にメガネを外しとるの見かけたことないかな?
あれはメガネを外したら眼の中に+が残ることになるやろ
老眼の補正には+のレンズを使うって説明したやろ
だ か ら ~
メガネを外すことが老眼鏡を掛けることとイコール
になるわけよ
ちょっと説明が専門的すぎたかな?
老眼・・・嫌な響きやけどな (;;)
つまり人は必ず老化するやん
老化を止めることは不可能やんか
だから老眼にならん人は居りませんので
近視の人も老眼になるという結論でした。