ニッパーやヤスリ、バフを使うのもフィッティングには必要な技術なんです。
こんにちは。
碧南市 オプティカル和光の杉本です。
昨日までの青空から今日はどんよりと
今にも降り出しそうな空模様になってしもたねぇ。
この辺も夜には雨みたい。
朝から時々パラパラしとるけどな。
さて、本題。
先日メガネのフィッティングをして欲しいってお客さんが
車で1時間ぐらい走って来られたんですわ。
その方はメガネが好きってのもあるけど
フィッティングの重要性をよくご存じの方で、
うちに来られる前は県外のお店に数時間かけて
フィッテイングに行ってたみたいですよ😲
それで、2本のメガネを持って来られて
(2本ともオールプラスチック製で1本はクリングス付き)
1本は普通にフィッテイングをして差し上げたら
「あっ、この感じ」です。ってご納得の様子でしたわ(^^)
で、もう1本はクリングス無しのフレームと一体型の
鼻パッドが付いたものやってな。
このフレームの鼻の当たりがどうもよろしくないので
クリングスを取り付けてフィッテイング可能でしょうか?
との内容やったんですわ。
フレームそのものは国産品のセルロイド製で超美品。
大事に使われとるのが分かります。
全く問題なさそうやったんで取り付け位置の確認をして
一旦お預かりさせてもろてじっくり作業をしていくことに。
手順としては
フレームに直付けのパッドを切り取ることから。
オリジナルの状態 ⇑
左パッドを切り取った状態 ⇑
続いて右のパッドも
両方のパッドを切り取ったら
ザラザラの切断面をヤスリで奇麗にするための養生
大事なフレームに余分なキズを付けたらアカンでね。
ヤスリ掛けした状態 ⇑
ヤスリとサンドペーパー、バフを使ってフレーム全体と同じ艶にして
この後、溶剤でプラスチックを溶かして部品を溶着させるんです。
これが溶着で取り付けた状態 ⇑
接着とは違うけん簡単には外れん。
最後にパッドを付けてから元通りに
組みなおしてレンズを戻したら完成。
ついでやから全体をバフ掛けして艶出ししときました👍
レンズはまだ入ってないけど完成品 ⇑
これで鼻のフィッティングが可能になったーーー\(^o^)/
お渡しした時に「クリングスが有ると無いでは大違い」を
実感されてたみたいっすよ(^^)
お客さんの喜んだ顔っていいもんですねぇぇぇ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。